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真似をして売れた商品と売れなかった商品の違い
モデル店の大ヒット商品の真似をする。
これは多くのお店がやっていることだと思います。
しかし、真似はしたものの自店では
全く売れなかった、あまり売れなかった
という声はよく耳にします。
この話は飲食業界ではずっと前から聞く話です。
かくいう私もそういった苦い経験があります。
住宅街にあるイタリアンで
器からこぼれる程入ったミートソースのスープパスタを導入しました。
価格は税込1,740円。
自店の中では最も高いパスタです。
このモデル店はこの商品が圧倒的に売れており、
メディアにも取り上げられて大変繁盛しています。
今ではこの商品を名物とし、
10店舗ほど展開されております。
しかし、自店ではこれがあまり売れなかった。
モデル店と自店の違いで言えば、
モデル店は繁華街立地で
客層も20~30代の若い女性中心、
それに対して自店は住宅立地で
30~40代の主婦や近隣で働く
若い男女グループが中心です。
立地と客層がモデル店とは大きく異なります。
しかし、これに対して、
同じ店である時、
ペペたま(ペペロンチーノと玉子のパスタ)
というパスタを導入しました。
価格は税込1,310円。
自店の中では中心価格帯のパスタです。
こちらは導入後いきなり売れました。
導入してすぐ出数ランキングで1位になりました。
この商品のモデル店は同じ住宅街にあり、
客層もほぼ同じです。
立地と客層まで似通っているのですね。
つまり、他店で大ヒットしている商品を
導入する際は、モデル店の立地や客層まで
近くないと売れないということです。
そして、この話はこれで終わりではありません。
逆も成立します。
逆も成立するというのは、
自店と立地、客層が近いなら
他業態の大ヒット商品が売れるということです。
私のクライアント先の焼肉店では
串揚げメニューがよく売れています。
焼肉店で串揚げです。
ある店舗では毎月約1,800本のペースで串揚げが売れています。
場所は郊外ロードサイド、客層はファミリーです。
皆さん、串カツ田中をご存知ですか?
日本全国で約280店舗展開している串揚げの一大チェーンですね。
こちらのメイン客層はファミリーです。
週末行くと、子連れのファミリーがわんさか来店されています。
私のクライアント先の焼肉店と串カツ田中の共通点は、
ファミリーをメイン客層にしていることです。
客層が近いなら、
そこで大ヒットしている商品は
自店でも売れる可能性が高いということです。
しかも、焼肉店で串揚げメニューをやっているお店はありません。
焼肉店としては、他店との差別化にもなりますし、
仕込の手間から簡単に導入できるメニューでもありません。
この焼肉店では既存店の昨対売上は今も伸び続けています。
そして、このあたりの
モデル店の真似をして売れた商品、
売れなかった商品の違いに関して、
次のセミナーではもっと詳しく
解説していきます。
次の10月22日(水)のセミナーの私の講座では、
このあたりの具体的な事例も含めて、
写真を見てもらいながら解説させて頂きます。
是非楽しみにしておいてください。
-フードボロス 湖﨑一義-
kozaki kazuyoshi
第40回五感刺激マーケティング戦略セミナー
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